GLASSROOTS BLOG

2023年12月29日

ワインボトルプロジェクトが終わりました

濃厚な1週間が終わりました

当初3日の予定を4日に延長して、ワインクーラー14個、大皿25枚、大鉢23個
徐冷炉満杯のフル稼働の1週間でした

この仕事の醍醐味はチームプレイ

3日間はいつもの”チームコージタニーニ”の面々

今回はオリジナルTシャツなぞ作って、さすが安定のチームワークでした

そして延長になった4日目は12月に入って急遽お願いした若い新メンバー

彼女たちもちゃんと務めて力になってくれました

感謝感謝です

工房構えていないとこう言った依頼仕事はできないのでありがたい経験ですね

そしてただ制作するだけでなく昼食や作業後の工房飲みの時間もみんなで共有して、

なんだか合宿のような日々でした

終わってしまうとちょっと寂しいような…

麹谷さんありがとうございました

アシストのアッキーナ、サイちゃん、カセさん、オータケさんおつかれさまでした

そして休む間もなく坩堝交換の作業へと…

まだまだ1年は終わらない 






(ツノーカ)



2023年12月15日

ワインボトルプロジェクト2023

今年もワインボトルプロジェクトが始まります

おととしから2年ぶりで4回目ですね

(過去回→2019①、2019②2020①2020②2021


クライアントは麹谷宏さん

麹谷さんのシャンパン偏愛と再生ガラスストーリーはこちらから

「ガラスのワインクーラー物語り」

「サミット《ピースバード》デキャンタ」





まずは先に届いていた空き瓶を全部出したところ

SALONの空き瓶だけで70本超

(あと控えに他のワインボトルも)

幻のシャンパーニュと言われるだけあって、1本2、30万くらいするらしいです(マグナムだと5、60万円)

Wow!ここにあるだけで2,800万はしますね

この空き瓶を砕いて、溶解炉で溶かすわけです


その前に、ボトルにある”SALON”のエンブレム(レリーフ)を切り出してるところ

これを作る予定のシャンパンクーラーと大皿に溶かし付けるという算段

世界広しと言えど、こんな酔狂なことするのはわれわれだけでしょうね笑

麹谷さんと親交のあるSALONのオーナーさんが面白がってくれて、ちょうど来月来日するのでダブルネームのサインが入る予定らしいですよ


空き瓶を砕くのは、まず徐冷炉に入れて500℃まで温めた後、バケツの水に入れて温度ショックで細かく砕いていきます

まるで徐冷炉がワインセラーになったよう笑


プロジェクトは、今年の教室が終わる20日以降

年末最後のひと仕事が待ってます




(ツノーカ)








2021年10月29日

ワインの空き瓶熔解2021

シャンパンクーラー制作中

7〜8kg近くあるものを4人がかりで一日6〜7個作ってます

普段と違う性質のガラス生地

徐々に合う4人の呼吸

ここぞという瞬間勝負の決めどころ



この時、この場の、このメンバーでしか現れない空気感がそのままカタチになるライブ感は、吹きガラスの醍醐味そのものといったところなのです



(ツノーカ)